【返信】池田信夫(アゴラ)と上杉隆の違いが分からない――アゴラもデマ情報だらけ、訂正せよ @agora_japan

 
前回の「池田信夫(アゴラ)と上杉隆の違いが分からない――アゴラもデマ情報だらけ、訂正せよ、サイトを閉鎖せよ」の記事の感想を、いくつかいただきました。僕の拙いブログを読んで下さってありがとうございます。ブログ上で【返信】します。

ukikusa_huwari
わかりやすい。

僕の拙ブログを読んで下さってありがとうございます。( ^-^)_旦""

harappa5
じゃあ、アゴラは閉鎖、池田信夫氏の飼い犬の辻元教授(どうして、一数学者の人が専門外の都市政策を論じているか不明だが)は訂正すべきでしょうね

そうですね。いつから「数学者」が「都市の専門家」になったんでしょうかね。ある分野の一人者が他の分野にスライドして口出すのは、ほどほどにすべきであると思います。

kondoujp
暖房は考慮するのに冷房は考慮しないのか……

僕が統計(データ)をとったわけではなくて、国土交通省のサイトから入手できる統計(データ)内で、可能な比較(組み合わせ)をつくってみただけです。また、僕にも時間の都合というものがあります。より正確な統計(データ)があれば教えて下さい。

chintaro3
東京での消費量が多いのは、金持ちが桁違いに多いってことも考慮すべきだろ。

正解です。でも、僕が前回の記事で書いた、「東京人(東京在住者)が最もエネルギーを浪費しているのです。東京人は全くエコライフを実践していないのです。東京人は地球に優しくないのです。」の事実がそれで変わるわけではありませんね。何の反論にもなっていません。

NOV1975
さすがに比べる対象がおかしいと思うぞ

おかしくないです。

satoshis
いいぞもっとやれw

前回の記事で僕が批判した、辻元(上智大教授)からの反論を期待しています。【拡散希望】で。

Yagokoro
この比較じゃ駄目駄目だろ…。効率を比較するならエネルギー投入あたりの生産量でみないと…。大体、北国除く理由もないし。

前回の記事では「一人あたり」をベースにしています。それが最も「公平」(平等)であると考えられるからです。また、「北国除く理由」はあるでしょう。仮に北国を除かなかったとしても、前回の記事で書いたように、「東京都は大体、上位7〜10位くらい」です。東京都はワースト10入りしています。いずれにせよ、東京人は地球に優しくなんかない。(ま、もちろん、「金額あたり」をベースした比較があっていいとは思います。でも、それがそのまま「民主主義」を掲げているこの国で受け入れられるとは思いません。政治哲学者のジョン・ロールズの「正義論」を読み返してみたくなるような話ですけど。)

kds1256
目的(あるいは感情)を優先して論旨を組み立てると、結構隙が多い論になったりする。データをきちんと理解し、それを解釈した末に論を立てないといけませんよ。自戒も込めて。

一応、僕の「コンパクトシティ」批判は年季wが入っています。前に書いた、本ブログの「コンパクトシティは地球に優しくない、エネルギーの無駄遣い」の記事の冒頭部分を読んでみて下さい。僕なりに色々と考えた結果から「コンパクトシティ」を批判しているのであって、決して「感情」を優先したわけではありません。

その他に、最近、僕が書いた記事では、本ブログの「環境理想都市――多心シナリオによるコンパクトシティ」の記事と、「コンパクトシティの正しい答え――中心市街地の再生は諦めて、住宅地にする」の記事を参照。あと、関連して、本ブログの「戦いは終わらない――「中心市街地」対「大型ショッピングセンター」」の記事と、「【続報】「中心市街地」対「大型SC」――秋田市」の記事も参照。ちなみに、後者の二つの記事では、現在、秋田市は、「郊外の開発を抑制し、中心部に各種機能を集める「コンパクトシティ」の構想を掲げて」いるのだけど、その「コンパクトシティ」を構築する事によって、現実に何が起きるのか、どんな問題が起きるのか、等々について書いています。

fujixe
「車を使わないことで別のエネルギー消費が増え、トータルでプラスになってる」ことを示さないと反論にならないでしょ。でも、このブログは閉鎖しなくてもいいと思うよ。

「車を使わないこと」によって「別のエネルギー消費が増え」るという事はありません。僕が前回の記事で書いたのは、車を使わなくて済むように「コンパクトシティ」を建設すると、それの建設のためのエネルギー消費量が、「コンパクトシティ」化による交通のエネルギー消費量の削減分よりも増えてしまって、「トータルでマイナス」になるという話です。つまり、「コンパクトシティ」の建設を掲げている人は、前回の記事の冒頭で載せた、「旦那 「嫁が『トータルでマイナス』を理解しない。節約しに遠くのガソリンスタンドへ行く」」(痛いニュース、2012年10月31日)の「嫁」の話と同じであるという事です。

mfigure
ロシア、ドイツ、フランスって気候的に日本より寒くないか?

ま、大ざっぱに言えば、「世界の一人あたりエネルギー消費量」(→グラフ)は、ほぼその国の「電気料金」で決まっています。「電気料金」が安い国は、「一人あたりエネルギー消費量」も多いのです。カナダ、アメリカは、「電気料金」が非常に安いのです。大体、日本の半額くらいだったと思います。韓国は、「韓国電力が天文学的赤字、政府機関を提訴」(JBpress、2012年9月6日)等を参照。ドイツは、脱原発と太陽光発電のドタバタで「電気料金」が急騰しているらしいので、今後のドイツの「一人あたりエネルギー消費量」はかなり減少すると思います。

okra2
いやそれは失礼というものでわ

ギリギリセーフです。

crimsonstarroad
都道府県別家庭部門一人あたり帰属エネルギー消費量」と「都道府県別乗用車部門一人あたり帰属エネルギー消費量」は別物なわけで。トータル比べたいなら二つを足すんじゃないの?

二つを足しても、東京がワースト1位です。その二つのグラフの縦軸の目盛り幅は違います。

tei_wa1421
出落ち感、自分で北海道等のエネルギー消費がーっていってるのに、そのまま日本と北国をくらべるってどういうことよ

それはその通りです。もちろんです。でも、前回の記事では、その他に、「自動車保有台数」や「外出時交通手段」のデータも載せています。あと、ドイツの「路面電車」は「赤字」である事も書いています。ま、大ざっぱな意味で、数学者の辻元(上智大教授)は、ドイツ、フランス等の「西欧」に対して、過大な幻想を抱いているのではないか、という事を暗に指摘したまでです。うーん。ま、全然つまらない話になるのだけど、僕は高校時代までは数学(ガロアとか)が好きな“自称”数学少年で(ははっw)、また更に、僕の好きな建築家のミース・ファン・デル・ローエはドイツ人で、建築家のル・コルビュジエはフランス人なので、僕が「西欧」の文化の“すごさ”を分かっていないというわけではない、という事は一応書いておきます。でも、「コンパクトシティ」は間違っているのです。その理由は、前回の記事を含めて、上記で(「最近、僕が書いた記事では(後略)」等で)挙げたように、僕はこれまでに何度もブログに書いています。

一方、数学者の辻元(上智大教授)は現在、超人気サイトの「アゴラ」で、「コンパクトシティ」を激賞(礼賛)する記事を、連日のように寄稿されているわけだけど、その前に、まずその論拠(論理)を示して下さい。数学者であれば、“論理”の意味は分かるでしょう。そして、もしそれができないならば、辻元とかいう「嘘つき」学者は、ネットに「デマ情報」を垂れ流しているだけである、ジャーナリストの上杉隆と全く同じである、と思われても仕方がないかと思います。以上です。ではまた(乱文失礼)。