Googleの自動運転カー(続報)

 
前に書いた、本ブログの「Googleの自動運転カー」(2012年4月27日)の記事の続き(続報)。


自律運転カーの公道走行をカリフォルニア州が認める方向で法案を可決
GIGAZINE、2012年9月4日)

(前略)自律運転カーは現在、Googleネバダ州でテスト走行を行っています。2011年に自律運転カーの公道走行を認める法案が可決され、2012年5月にナンバープレートが実際に交付されました。

カリフォルニア州でも同様の法案が満場一致で州議会を通過しました。これで法案はジェリー・ブラウン州知事の下へ送られることになりますが、知事はサインするものと見られており、カリフォルニア州は全米で2つ目の自律運転カーを公認する州となる見込みです。

(中略)カリフォルニア州議会のアラン・ローウェンタール議員は「自律運転カーで出かけられるようになるのが楽しみです。今はまだいろいろな問題を抱えていますが、私よりは上手なドライバーですよ」と語りました。一方で、事故が起こったときのことについて懸念する声も上がっており、自動車製造者連合のダン・ゲージ広報担当は「自動車メーカーの責任が十分に保護されていない」とのコメントを発表しています。

経済専門家は、交通事故の90%がヒューマンエラーによって起きているので、運転プロセスから人間が省かれる自律運転カーが登場すれば、交通事故の発生率は大きく減少するのではないかとの見方を示しています。*1

なお、自律運転カーを認める動きは他の州へも広がっており、ハワイ州フロリダ州アリゾナ州オクラホマ州でも同じような法律の制定が検討されています。

とりあえず、メモ。

これは凄いニュースです。空間(国土)利用の大変革をもたらす技術です。「イノベーション(技術革新)*2」で後塵を拝してはなりません。日本も早く、自動運転カー(自律運転カー)の公道走行を認めるべきです(キリッ)。次の衆院選の争点にすべきです(おいおいw)。以上です。関連して、上記の本ブログの「Googleの自動運転カー」の記事の次に書いた「東京は最大都市規模を超過しているのか」の記事の「【前回の補足】」に載せた、茂木健一郎のツイートをまとめた「技術的にできることは、なんでもやりましょう!」(トゥギャッター、2012年4月30日)と、小飼弾のブログの「「自動」車がまだならせめて「自停」車を」(2012年4月30日)を参照。ではまた(ドタバタ)。

*1:本ブログの「大阪維新の会の「船中八策」についてのメモ書き」の記事参照(「僕は「自動運転カー」の実用化によって、交通事故は減ると思います。(中略)「自動運転カー」の実用化によってたくさんの人々の生活が救われるのであれば、ここは勇気を出して、第一歩を踏み出すべき」)

*2:本ブログの「未来の巨大都市に住む人々の暮らしはどうなっているのか」の記事(「スケールアウト型イノベーションが日本の地域を救う」、ダイヤモンド・オンライン、2012年5月25日、市川文子)と、「米Twitter本社はどこに移転したのか」の記事(「イノベーション(創造)こそが都市の本質であり、都市のエネルギーの源泉である」)と、前々回の「もし建築が「リボン」を付けたら――Architecture of Ribbon」の記事(「21世紀の最重要キーワードは、「イノベーション(技術革新)」(後略)」)を参照