道路整備費用は車利用者が負担すべきである――アゴラは都市論を語るなよ、馬鹿なんだから… @agora_japan

 
また「アゴラ」が馬鹿な事を書いている。前に書いた本ブログの「池田信夫(アゴラ)と上杉隆の違いが分からない――アゴラもデマ情報だらけ、訂正せよ、サイトを閉鎖せよ」の記事でも、僕は一度「アゴラ」を批判しているのだけど、また「アゴラ」は性懲りもなく、醜い「上から目線」を、恥ずかしげもなく披露しているw。晒しておこう。

銃規制は是か非か」(2012年12月21日、アゴラ編集部)より(下記)。

「道路整備費用は車利用者が負担すべき」賛成16%・やむを得ない51%・反対28%
Garbagenews.com
宅配便とか物流の多くは道路を通って運ばれてるわけで、クルマの利用者ばかりが使ってるわけじゃありませんね。あまねくすべての人が恩恵をこうむっている。そうした前提があれば、こういう考えに対する態度も決まろうってことなんだが、やむを得ないがそうすべき、という人を合わせると67%以上もいます。なんちゅう公共心のなさ。これが今の日本人です。


すごいですねぇ。「アゴラ」のこの尊大な自信は一体どこから来るのでしょうかw。いつも不思議に思います。自分こそが「公共心」に溢れた理想的な「日本人」である、と心底信じているようですw。相変わらず「アゴラ」は傲慢です。

また、上記の「アゴラ」からの引用の「宅配便とか物流の多くは道路を通って運ばれてるわけで、クルマの利用者ばかりが使ってるわけじゃありませんね。(後略)」云々は前にどこかで聞いた事があるよな、という強烈なデジャヴに襲われたのだけど、これは今や壊滅寸前の民主党(笑)が3年前の衆院選マニフェストに掲げていた「高速道路無料化」政策で使った論理と寸分違わず同じですね。でも、もしあのまま「高速道路無料化」が実現していたら日本はとんでもない事になっていたでしょう。

民主党の“短所”がデタラメなマニフェストを掲げた事であるとしたら、民主党の“長所”はそのデタラメな政策を取りやめた事だと僕は思っています。これは正当に評価されていい事です。後からあれは間違っていたと気付いたならば、きちんと理由を説明して政策を変更するという事ができる事も「政治家」の重要な資質の一つです。その意味で、民主党政権の後期(野田政権)は良かったと僕は思っています。ま、民主党マニフェストを実現しなかった、国民との約束を反故にした事が今回の衆院選の大敗の原因であると言われているのだけど、僕は逆に国民(有権者)の側が、政治家が政策を変更する事に対してもっと聞く耳を持つべきだと思っています。それこそが“成熟”した民主主義の姿だと思います。

それと、上記の「アゴラ」で紹介されている「Garbagenews.com」の「「道路整備費用は車利用者が負担すべき」賛成16%・やむを得ない51%・反対28%」(2012年12月19日)の記事から少し引用すると、「(前略)新設道路や既存道路の管理運営補修などには、すべて費用が必要になる。この道路整備のための費用に関し、「車を利用する人が負担する」という考えがあるが、これについてどのような思いを持つかを聞いたところ、適切であるとする意見は15.8%となった。いわば「渋々同意」的な「やむを得ない」とする意見がもっとも多く51.4%で、ここまでが賛意派。「不適切である」とする人は27.9%で3割足らず。他に「分からない」とする意見が4.5%ほどあり、全般的には賛意派が多い。これを世代別に見ると、若年層ほど強い賛意を抱き、反対派が少なく、歳を経るに連れて反対派が増え、賛意が減る動きを示している。(後略)」との事です。その理由は、若年層はあまり車に乗らないからだと思います。俗に言う「若者の車離れ」ですね。でも、若年層が車に乗らないでバスや鉄道等の公共交通機関を使う、または車がなくても生活できる都市部に集まって住むという事は、地球環境的には大変に良い傾向です。また、「道路整備費用は車利用者が負担」する仕組みにすると、公共交通機関の利用にインセンティブを与える事になるので、これも地球環境的にとても良い事です。「アゴラ」の人は「公共心」の名のもとに、車に乗らない若年層も道路整備費用を負担すべきであると考えているのだけど、これは要するに、「若者には公共心がない」と説教を垂れているのです。「若者の公共心離れ」を嘆いてみせているのです。ま、この手の“オヤジ”にどれだけ立派な「公共心」があるのかは僕は全然知らないけど、反論があれば僕はいつでも応じます。「公共心」があるならば、僕に反論しましょう。僕は準備万端です。

〜と言うわけで、前に僕が本ブログの「【返信】耐用年数を超えた高速道路の維持更新に税金は1円もいらない」の記事で書いたように、「ガソリン税地方税」を断行して、一般道路の道路整備費用は「ガソリン税」に基づくべきである、「ガソリン税」を経由した応益負担受益者負担)の関係をつくるべきである、と改めて主張します。

ではまた(乱文失礼)。