津波の記憶を風化させないために出来る事は何か――津波と船と建築

前回の(途中まで書いた)「津波のような建築――Disaster Prevention and Education」の記事の続きです。ま、前回の記事で書いたように、今回のテーマは、僕がまだ「納得のいく答え」にたどり着いていないので、とても書きにくいです。なかなか筆が進みません…

津波のような建築――Disaster Prevention and Education

大胆な建築デザインです。「津波」を連想させるデザインです。「Istanbul Disaster Prevention and Education Center / CRAB Studio」(ArchDaily、2012年9月8日)より(下図)。うーん。コメントがしにくいのだけど、この建物は「Disaster Prevention and E…

アマゾン新社屋――結構、普通です

「Amazon’s Seattle Headquarters / NBBJ」(ArchDaily、2012年9月10日)より。米アマゾン(Amazon.com)の新本社屋です(下図)。メモ。うーん。結構、普通です。。「Googleマップ」で、位置だけ確認してみた。ここです(下図)。ワシントン州シアトル市の…

建築知識の表紙がとうとう初音ミク

前回の記事を少し補足します。前回の「【都会の歩行者へ】救急車が来たら道をあけましょう」の記事に載せた「渋谷のスクランブル交差点」の動画(→動画)に関連して、「日本ありえないよ!渋谷スクランブル交差点の映像に外国人たち絶叫(動画)」(らばQ、2…

【都会の歩行者へ】救急車が来たら道をあけましょう

YouTubeにアップロードされていた動画(2012年2月26日、sandabeeさん)です(→下の動画)。 私は主に、国民の生命と財産を守る消防・警察の活動を紹介するため、機会ある毎に撮影をしていました。 動画には「緊急走行救急車」などというタイトルをつけていま…

救急搬送の都道府県別所要時間の謎

前々回の「電車内のベビーカー利用の賛否」の記事の追記で、「「救急搬送に最大24分の地域差 09年、都道府県統計」(共同通信、2010年12月3日)によると、「通報を受けてから救急車で患者を搬送、医療機関に収容するまでにかかった時間は、2009年の…

シンガポールと日本の明暗を別けたもの

「World Architecture Festival in Singapore」(ArchDaily、2012年9月6日、→下の動画)より。うーん。まさに、「これこそが都市だ!」という感じがします。勢いがありますw。良い動画です。と同時に、今の日本に欠けているもの、失われているものが何かも…

電車内のベビーカー利用の賛否

うーん。前回の「絶対に今は言わないわ Fake it」の記事で、「ま、本当は、今回は今、ネットで賛否が渦巻いている「「電車内のベビーカー利用に賛否両論」への異論 」(トゥギャッター、2012年9月4日)*1について書こうと思ったのだけど、僕の意見ははっきり…

絶対に今は言わないわ Fake it

前に、「Perfume エキストラを集めてMV撮影!」(トゥギャッター、2012年7月25日)を読んでみて、臨場感があって、とても面白くて、ずっと気になっていたのだけどw、そのビデオクリップが公開されました(→下の動画)。 「マトリックス状態!Perfume「FAKE …

Googleの自動運転カー(続報)

前に書いた、本ブログの「Googleの自動運転カー」(2012年4月27日)の記事の続き(続報)。 「自律運転カーの公道走行をカリフォルニア州が認める方向で法案を可決」 (GIGAZINE、2012年9月4日)(前略)自律運転カーは現在、Googleがネバダ州でテスト走行を…

世界最古の都市遺跡――カタル・フユク(Catal Huyuk)は語る

「「全ての言語はトルコに通ず」?英語もヒンディー語もルーツは同じ、国際研究」(AFPBB News、2012年8月28日)より。 英語もヒンディー語も、ロシア語もイタリア語も、みんな起源はトルコ――。こんな国際チームの研究結果がこのほど英科学誌ネイチャー(Nat…

もし建築が「リボン」を付けたら――Architecture of Ribbon

あっという間に9月です。早速、このブログのタイトルの画像を変えてみた。今回のタイトル(→画像)の画像元は、初音ミクの「恋愛フィロソフィア」(2012年)の動画(→動画)です。作詞・作曲は黒うさPです。前に本ブログの「追記(2012/6/3)」の記事に載せ…

2次元と3次元の隙間から生じる表現形式

「2次元キャラを2次元のまま立体表現してしまう世界初の技術を開発(動画)」(ギズモード・ジャパン、2012年8月31日、→下の動画)より。メモ。 2Dのような3D? 3Dのような2D? 2.5D?見たこと有るようで無い感じ?なんか凄いな。面白い表現ができるようにな…

フェイスブック新社屋――倉庫のような大きな一室空間のビル

「フランク・ゲーリー設計のフェイスブック新オフィス。でもこんなのゲーリーじゃないよ...」(ギズモード・ジャパン、2012年8月28日)より。メモ。 フェイスブック*1のエンジニアリング・オフィスの設計をフランク・ゲーリー*2氏がやることになりました。(…

彼らは何を「理想」としたのか――時代を超える9つのユートピア

前回、「マンハッタンのビフォー・アフター」の記事で、「ギズモード・ジャパン」の「思わず、2度見してしまう都市の変化12例。ビフォー・アフター」(2012年8月21日)の記事*1について少し書いたのだけど、その後に、この記事と関連して、「ギズモード・ジ…

マンハッタンのビフォー・アフター

追記(2012/8/22)上記の「写真でみる田園都市レッチワースの移り変わり」の記事の追記です。「ギズモード・ジャパン」の「思わず、2度見してしまう都市の変化12例。ビフォー・アフター」(2012年8月21日)の記事が(僕的には)とてもタイムリーだったのでw…

写真でみる田園都市レッチワースの移り変わり

社会改良家のエベネザー・ハワードが建設した「田園都市レッチワース」(1903年着工)の写真を集めてみた。前に本ブログの「速水健朗著「都市と消費とディズニーの夢――ショッピングモーライゼーションの時代」を批判する」の記事で、「エベネザー・ハワード…

田園都市は「自給自足」ではない

(前回の「無人のモール内に響く音楽」の記事(の後半)の続き。) この(下記の)「はてなでハワードの田園都市論は自給自足と関係ないと強弁してた人」は僕の事ですね。 GertieTime(GertieTime) 深夜だし、TLにこっそり『都市と消費とディズニーの夢』…

無人のモール内に響く音楽

「限界まで寂れたショッピングモール散策」(Yahoo!映像トピックス、2012年8月16日)より。 閉鎖予定のショッピングモールを探検して回る撮影者。無人のモール内に響く音楽、そのままに残る子どもの遊び場。シャッターが下りた店の壁には日本の人気キャラが……

返信――前回の「速水健朗著「都市と消費とディズニーの夢を批判する」の記事への著者からのコメントを読んで

(前回の「速水健朗著「都市と消費とディズニーの夢――ショッピングモーライゼーションの時代」を批判する」の記事のコメント欄について。)ああ。まさか著者の速水健朗氏(gotanda6)から直球で応答が来る(著者本人からコメントが飛んで来る)とは思いもし…

速水健朗著「都市と消費とディズニーの夢――ショッピングモーライゼーションの時代」を批判する

今日、速水健朗著「都市と消費とディズニーの夢――ショッピングモーライゼーションの時代」(2012年)を読み終えたばかりなのだけど、この本は内容がひどすぎます。怒り心頭です。よって、これからこの本を徹底的に批判しようと思います。今回のブログ記事は…

製造産業都市と中継都市

追記(2012/8/10)上記の「商店街はなぜ滅びるのか」の記事で、「ジェイン・ジェイコブズ著「都市の原理」(1969年)の第4章「都市の成長はいかにしてはじまるか」の「中継都市」(P.152-161)も参照。」と書いたのだけど、引用しておきます(下記)。とりあ…

商店街はなぜ滅びるのか

建築のウェブサイト「ArchDaily」の「Rem Koolhaas: A Kind of Architect」(2012年8月7日)の記事より(下記)。これは「レム・コールハース:ア・カインド・オブ・アーキテクト」(2007年)のYouTube動画(→下の動画)です。「現代建築の最前線にいるレム…

クリエイティブ・ヴィレッジ

久々に僕のアンテナ*1が反応したw。「All Things Retail Development」のブログの「Creating a Creative Village for the Creative Class」(2010年9月8日)より(下図)。ま、と言うか、都市経済学者のリチャード・フロリダのツイッターからの引用です。*2…

エクソダスあるいは原発の自発的囚人――Exodus, or the Voluntary Prisoners of Nukes

たまには、国内の時事問題について書く。では、今回の記事タイトルについて。Perfumeの「Spring of Life」(2012年4月発売)のPV(→下の動画)です。これ名曲。このPVのラストが面白い。 物語は、かしゆかがエスパーカードのテスト中に引き当てたハートのマ…

米Twitter本社はどこに移転したのか

前回の「雑記(2012/7/17)」の記事に続いて、また再び「ギズモード・ジャパン」より。「Twitter本社で働くのは、まるでミュージカル(動画)」(ギズモード・ジャパン、2012年7月19日、→下の動画)の記事が面白い。とりあえず、関連して、(僕の)別ブログ…

雑記(2012/7/17)

梅雨明けです。「<梅雨明け>四国、中国、近畿、東海、関東甲信で」(毎日新聞、2012年7月17日)によると、「気象庁は17日午前、四国、中国、近畿、東海、関東甲信地方でそれぞれ梅雨明けしたとみられると発表した。」との事。しかし、暑い(汗)。さて、…

リチャード・フロリダ「都市の高密度化の限界」を翻訳してみた

都市経済学者のリチャード・フロリダ(Richard Florida)*1が、都市経済学者のエドワード・グレーザー(Edward Glaeser)に反論しています。一月前に、本ブログの「未来の巨大都市に住む人々の暮らしはどうなっているのか」の記事で、「R氏の3R・イン・Pa…

環境理想都市――多心シナリオによるコンパクトシティ

(前回の「コンパクトシティは地球に優しくない、エネルギーの無駄遣い」の記事の追記。)前回の記事で、「多心シナリオによるコンパクトシティ―長岡市の2050年の都市像とCO2排出量評価―」(日本建築学会 、2010年、和田夏子、大野秀敏、→PDF形式)を載せて…

コンパクトシティは地球に優しくない、エネルギーの無駄遣い

僕は、国交省が進めている「コンパクトシティ」政策に対して、とても懐疑的です。その理由は僕はブログにしつこいくらいに書いています。一応、僕がこれまでに書いた「コンパクトシティ」批判に関するブログ記事をまとめると、日付の古い順に、(僕の)別ブ…